養生に必要な道具③
外壁塗装業者は、養生箇所に応じてさまざまな道具を使い分けて塗装を行います。養生に必要な道具について特徴をご紹介します。
【飛散防止ネット】
家全体を覆うメッシュシートである飛散防止ネットも基本的な道具。塗装工事を行う前に、高いところの作業を安全に行うために足場をせってしますが、飛散防止ネットは足場の設置と同時に施されます。紐で結んで固定するタイプが一般的で、重みがあるのが特徴。
メッシュシートなので通気性が高いだけではなく、風による影響を受けにくくなっています。他の家に飛散しないために最も必要な道具だといえます。
【養生用ポリシート】
養生用ポリシートは窓枠などの養生に使われることが多く、窓枠全体を覆ったあとで縁取るようにマスキングテープで留めていきます。
【マスキングテープ】
窓枠に使用する養生用ポリシートはマスキングテープとセットで使われることが多いですが、布テープよりも粘着力の弱いマスキングテープは使い道がたくさんあります。
【マスカー】
窓枠には養生用ポリシートとマスキングテープを使うとご紹介しましたが、それらの機能が合体したものをマスカーといいます。マスカーがあればマスキングテープのように貼るだけで、覆う作業まで完結する優れものです。
またマスカーに滑り止め機能が付いたノンスリップマスカーというものもあります。滑り止めは作業する職人さんの安全を目的としているため、玄関まわりやベランダで使われるのが一般的です。
【ブルーシートや布カバー】
足元に敷く養生にはさまざまな種類がありますが、ノンスリップマスカーの他にブルーシートや布カバーを使うことも。ブルーシートは滑り止め機能こそありませんが、幅広で長さがあるものが多いため広い範囲に養生したいときにぴったり。
布カバーはさらに滑りにくい特徴もあるため使い勝手が良く安全性も高い道具だといえます。
【車用カバーや室外機カバー】
車全体を覆うことができる車用のカバー、室外機や給湯器の給気口を塞がないようになっているカバーなど、専用のカバーもよく使用します。家のまわりにあることが多いものなので、マスカーで作られたオリジナルのタイプもあるようです。