下地処理の種類②
2023年12月20日
【ケレン作業】
外壁や付帯部分はさまざまな素材が使われていますが、金属部分はサビ、木材はカビが発生していることがあります。
塗装を行う前にサビやカビ、古い塗膜などを手作業で除去することをケレン作業といいます。
ワイヤーブラシ、研磨スポンジ、紙やすり、電動工具などを使用します。
【コーキングの補修】
日本の住宅の約8割は外壁にサイディングが使われています。
サイディングはボードを繋ぎ合わせて使われており、ボードとボードの間には隙間を開けてコーキングというゴムのようなものが目地に埋められています。
コーキングはボードのひび割れなどを防ぐ重要な役割がありますが、劣化が早いため、下地処理としてコーキングの補修が行われることもあります。
コーキングの補修には、既存のコーキングを取り除いて新しいコーキング材を入れる「打ち替え」と、既存のコーキングの上から新しいコーキング材を充填する「増し打ち」の2種類があります。
【セメント補修】
モルタルやセメントなどの外壁の場合は、劣化した箇所をハンマーなどで落として、上から新しくセメントを打って補修する作業が必要です。
0.3mm以下のヘアークラックがある場合、ひび割れている部分にシーリング材を充填。
0.3mm以上の構造クラックがある場合、電動工具で溝を作ってシーリング材を充填。
補修をしないままにひび割れの上から塗装を行うと、塗料がひび割れに追随できず塗膜が破れてしまいます。
この続きは、次回のブログで^^